[gadsD]
警視庁・畠中が2度目の優勝!上位は警視庁勢が独占。竹ノ内は序盤で姿を消す。
2016/9/3(土)AM、第55回東京都剣道選手権大会(全日本剣道選手権・東京予選)が東京都足立区・東京武道館にて開催された。
大会へは、区市の代表選手(実業団系選手も多数参加)、警視庁、消防庁等の官公庁選手、学連剣(大学OB)、学生クラブ(現役学生)から175選手が参加した。
11/3に開催される全日本剣道選手権の予選も兼ねており、上位4選手(べスト4)が出場権を手にする。
2年前の全日本選手権で最年少優勝を果たした竹ノ内(当時筑波大)は大学を卒業後、4月から警視庁に進み東京予選に初登場。竹ノ内は序盤戦を勝ち上がり5回戦で折田(警視庁)と対戦し、延長戦で折田の鋭いメンに対応できず竹ノ内は敗退した。
学生剣道界を竹ノ内とともに支えた村瀬は、日体大を卒業後は教員の道へ。しかし村瀬は上位進出は叶わず、3回戦で渡部(渋谷・NTT)に引きドウを決められ敗退した。
近年4大会、警視庁以外の選手のべスト4進出選手がいない状況。今大会でも5回戦(べスト16)に大貫(港・東洋水産)が唯一進出したのみとなった。
全日本出場が掛かった準々決勝は、警視庁所属の8選手となった。前回大会優勝の内村は越川と対戦し、延長戦で越川がタイミングをずらしたコテを決めて準決勝進出、2度目の全日本出場を決めた。
準々決勝第2試合は全日本へ初出場を掛けた若手対決、折田と遅野井の対戦は試合終了間際、一瞬の隙を見逃さなかった遅野井が引きメンを決めそのまま一本勝ちした。
髙橋と畠中が準々決勝で対戦。おととしの畠中は全日本選手権三位、そして全国警察大会個人優勝を勢いをつけたが、前回大会は全日本への出場権を得る事ができなかったが、東京はもとより全日本優勝にも期待がかかる。対する髙橋は過去の全日本選手権で準優勝の実績を誇る超実力選手。髙橋の厳しい攻めにも畠中は前に出て対応する。最後は、構え合った状態から畠中が面からコテへ鋭く変化する攻めを見せて勝利した。
3大会連続でべスト4進出している正代。堂々した構えの正代を坂本はなかなか切り崩せず、延長戦で正代が諸手ツキを決めて勝利し、4大会連続で全日本選手権出場を決めた。
準決勝、越川は遅野井から延長戦で諸手ツキを決めて勝利。畠中と正代の一戦は、試合序盤に畠中が正代の竹刀を払うなど牽制しながらメンに飛び込み先制。その後も一進一退の攻防の末、試合時間が終了し畠中が決勝進出。
決勝戦は越川と畠中、試合序盤に畠中が相手を誘い出しコテを決め、さらに試合終盤に越川の小手の打ち終わりに引きメンを決めて2本勝ちし、6年ぶり2度目の優勝を決め、東京からは3度目の全日本選手権出場を決めた。
ハイライト
結果トーナメント
[gads]
結果
上位選手
- 優勝 畠中宏輔(警視庁)
- 二位 越川一孝(警視庁)
- 三位 遅野井直樹(警視庁)
- 三位 正代正博(警視庁)
- 四位 内村良一(警視庁)
- 五位 坂本貴友(警視庁)
- ※三位までが全日本選手権出場