【取材・速報】5/14 関東学生剣道選手権大会

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決勝、宮本(國士舘)が決勝で圧巻のパフォーマンスで優勝に輝く!筒井(筑波)は二位。

宮本(國士舘)

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結果

閉会式

優勝 宮本敬太(國士舘4年、水戸葵陵)
二位 筒井雄大(筑波大4年、秋田南)
三位 山本冬弥(國士舘3年、九州学院)
三位 星子啓太(筑波大1年、九州学院)
・べスト8
貝塚泰紀(日体大4年、鎌倉学園)、藤野聖那(國學院2年、島原)

初田彪(筑波大3年、高千穂)、津田祐輝(明治大、高輪)

優勝 宮本(國士舘)優勝 宮本(國士舘)

二位 筒井(筑波大)二位 筒井(筑波大)
三位 星子(筑波大) 山本(國士舘)三位 星子(筑波大) 山本(國士舘)

※べスト32トーナメント

ベスト32

全日本学生剣道選手権大会 出場選手(60選手)

【亜細亜・山﨑】【関東学院・早川】【慶応・藤本、伊藤】【國學院・田上、藤野】【国武大・斉藤、佐藤】【國士舘・宮本、杉野、黒木、齋江、矢野、山本、岡、石田】【駒澤・齊藤、増田】【清和大・長尾、田畑】【専修大・安藤、平野、了戒、森光、秋吉】【中央大・梅ヶ谷、松井、川井】【筑波大・筒井、田内、初田、星子】【帝京大・木屋】【東京大・川村】【東京学芸大・八木】【東京都市大・五十嵐】【東京農業大・小室】【東洋大・我妻、三山、三輪】【日本大・前田、大津】【日体大・貝塚、齊藤、黒木】【法政大・平山】【明治大・津田、千田、梶谷】【明星大・鈴木】【横浜商大・津野崎、菊池元貴】【立教大・今村、澤田、古田】【流経大・国安、中根】【麗澤大・小川】【早稲田・久田松、安井】

※結果詳細は【関東学生剣道連盟HP】をご参照ください。

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レビュー

平成29年5月14日(日)、第63回関東学生剣道選手権大会が東京・日本武道館にて開催された。
大会へは約500選手がエントリーし、上位32選手(4回戦勝者)と出場決定戦(4回戦敗者)に勝ち上がった28選、合計60選手が7月に大阪で開催される全日本学生剣道選手権大会への出場権が与えられる。
序盤戦から強豪選手が姿を消す波乱、出場権を掛けた熾烈な試合が各試合場で見られた。
まず、昨年7月の全日本学生王者・山田(明大)が3回戦で山﨑(亜大)に敗れ、明治の同門・槌田は2回戦で敗退し、上位戦はおろか全日本出場権も得られず意外するぎる結果となった。両選手とも実力は申し分ないだけに9月の団体戦、そして来年の選手権での活躍を期待したい。
また明治では4年生の津田がべスト8、1年生の梶谷がベスト16、そして前回大会べスト8の千田の3選手が全日本学生へ出場。
3回戦では梅ヶ谷(中大)と佐々木(筑波)の対決は延長を含め約30分に渡り最後は梅ヶ谷が引きドウを決めて勝利し、4回戦では岡(國士舘)にも勝利し全日本出場を決めるも、5回戦で対戦した貝塚(日体大)に延長でコテを決められ姿を消した。梅ヶ谷は昨年の全日本学生準々決勝でも貝塚に敗れており、今大会でも悔しい敗戦となった。梅ヶ谷には再び全日本学生の優勝争いをしてくれることだろう。
今大会、中大勢はやや苦戦した印象。全日本へは梅ヶ谷の他、出場決定戦(敗者復活戦)で勝利した川井、松井が出場権を得たもののべスト8へ選手を出せなかった。
前回大会覇者・矢野(國士舘)は試合ごとに調子を上げ、2回戦では福大大濠の後輩でもある大西(専修大)から貫禄の2本勝ち、さらに3回戦も勝ち上がり4回戦では強豪・中根(流経大)と対戦。この試合では中根が強い攻めからコテを2本決めて勝利した。矢野は出場決定戦に勝利し全日本への切符は手中に。対する中根は、5回戦で伏兵・藤本(慶応)に敗れた。
國士舘勢としては結果として今大会最多の8選手が全日本への出場を決めたたものの、決定戦による出場者も多くやや苦戦した状況であった。その中で気を吐いたのが宮本、山本の2選手。
宮本は序盤戦からキレのある鋭い打突で勝ち上がった。時折、有効打を奪われるシーンもあったが、落ち着いて取り返し勝利に結びつけた。4回戦を勝利し5回戦で田内(筑波)、6回戦で我妻(東洋大)に勝利しベスト8進出を決め、準々決勝で初田(筑波)との対戦。初田がメンで先制するも宮本がコテを取り返し延長へ持ち込み、最後は引きメンを決めて逆転勝利で準決勝進出を決めた。準決勝の対戦相手は星子(筑波)。
星子は序盤から厳しい対戦相手が多く、初戦となった2回戦では丸山(中大)、3回戦では平岡(法政)、そして4回戦の齊江(國士舘)を下し全日本学生出場を決め、5回戦を勝ち抜き6回戦では宿命のライバル・梶谷(明治大)と対戦。ご存知の方も多いと思うが、両選手は九州学院時代の同級生でインターハイ個人決勝という大舞台で対戦し星子が優勝、その後におこなわれた団体でも優勝という実績を下げ、選手に選ばれるだけで大変な名門大学に入学し一ヶ月たらずで早くも対戦。会場中も注目を集めた一戦は、梶谷が引きメンで先制するも試合終盤に星子がドウ、さらにメンを決めて逆転勝利しベスト8進出。準々決勝では再び明治大の津田。津田は素早い動きと瞬発力のある選手だが、星子は鍔ぜり合いで崩し引きメンを決めて勝利し、準決勝進出を決め、宮本と対戦が決まった。
星子は宮本に対し堂々と渡り合ったが延長の末、宮本は星子の手元が上がったところを見逃さず電光石火の小手を決めて決勝進出を決め、筒井(筑波)との対戦となった。
筒井もまた序盤から厳しい試合が続き、1回戦を勝ち上がり2回戦で納谷(國士舘)、3回戦では平野(國學院)に勝利。4回戦を勝ち上がり全日本出場を決め5回戦で国安(流経大)、そして6回戦で久田松(早大)と対戦し、取りつ取られつの末、結果としては久田松の鋭い面にドウを2本決めた筒井が勝利したのだが、久田松の思い切った面は印象に残るものであり、全日本学生でも活躍に期待したい。
筒井は準々決勝で全日本学生二位の貝塚(日体大)。貝塚は今大会でも冷静な判断と鋭い打突で実力を発揮し、梅ヶ谷勝利するなど波に乗りべスト8まで勝ち上がってきたが、準々決勝の試合開始早々から勝負にでた筒井の思い切ったメンで先取し、一本勝ちでベスト4進出を決め、山本(國士舘)と対戦した。
山本は熊本・泗水中で活躍し九州学院、そして國士舘へ進学。名門を渡り歩いただけにレギュラーとして試合に出場しつつけることには苦労した一面もあったが、今大会では思い切った面で鋭く豪快な面を武器に4回戦で田中(法政)、5回戦では齊藤(日体大)に勝利し、ベスト8を掛けた6回戦では藤本(慶応)からメンを左右に打ち分け2本勝ち、準々決勝では藤崎(國學院)から延長で素早く攻めてメンを放ち勝利し準決勝へ進出する活躍を見せたが、準決勝で対戦した筒井のうまさが上回った。試合開始早々、山本の攻めを引き込みながら間合いを取った筒井が山本の打ち出しにいち早く反応し出ばなメンを決めた。攻めの姿勢を崩さぬ山本だったが、筒井も巧みに出ばなを狙い、また、隙があれば打ち込み山本にペースを握らせずこの試合を一本勝ちし、決勝へ駒を進めた。
決勝戦、会場中央に特設試合場が設置され、恒例のライトアップがおこなわれ、会場のボルテージも上がった。
試合が始まると筒井は、宮本の鋭い小手を警戒してか小手・面の連続技を2回見せたが、ここから宮本が本領発揮。まっすぐに鋭い相メンで先取すると、さらに二本目の立会いで宮本は電光石火のコテを放ち審判の旗も3本上がり、二本勝ちでこの大会を制した。
今大会は4年生選手たちが活躍し、1年生の星子、梶谷など今後飛躍が期待される選手も現れた。また、試合では何が起こるかわからない、という事もあらためて痛感することとなった。
全国から強豪選手が集い優勝が争われる全日本学生剣道選手権大会は、7月に大阪で開催される。関東学生から出場する60選手には、活躍を期待したい。

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一本集

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決勝

×筒井(筑波大)( 勝ち コメ)宮本(國士舘)○

決勝、宮本が筒井からメン、コテを連取し優勝を決めた。決勝戦、会場中央に特設試合場が設置された。両選手とも下半身がしっかりとしていることを象徴するような蹲踞から試合が始まると同時に、会場がライトアップ。
宮本の攻めに筒井は出ばなを狙おうとするも、宮本はしっかりと対応。ややして相面となり、まっすぐに打ち込んだ宮本の面に一本。二本目の立会いで宮本が鋭く攻め、剣先を操作しコテに飛び込み、その一打が優勝決めた。

【決勝動画】

決勝

準決勝

1:○筒井(筑波大)(メ 一本勝ち )山本(國士舘)×

準決勝、筒井が山本からメンを奪い勝利

試合開始早々、山本の攻めを筒井が引き込み出ばなメンを決め先取。

山本は攻めをさらに強め、思い切った面を放つも審判の旗は一人のみ。

その後も山本は攻めきれず、筒井も出ばなを狙うも2本目は奪えず、筒井が一本勝ちで決勝進出を決めた。

【動画】

準決勝1

2:○宮本(國士舘)(コ 延長 )星子(筑波大)×


4年生の宮本、1年生の星子の対戦。試合開始早々に宮本が面に飛び込むも一本にはならず。
試合はハイレベルな攻防が続く。両選手とも攻めながら打ち、また、居着き、止まった瞬間を逃さない。試合終盤には立会いから相面になるなど一歩も引かない状況が続き、延長戦へ突入する。
延長戦も3分以上がすぎ、星子は手元を上げながら攻めてしまい、宮本は見逃さず鋭いコテを放ちこの試合をものにした。

【動画】

準決勝2

準々決勝

1:×貝塚(日体大)( 一本勝ち メ)筒井(筑波大)○

【動画】

準々決勝1

2:×藤野(國學院)( 延長 メ)山本(國士舘)○

【動画】

準々決勝2

3:○宮本(國士舘)(コ 延長 メ)初田(筑波大)×

【動画】※延長

準々決勝3

4:×津田(明治大)( 一本勝ち メ)星子(筑波大)○

【動画】

準々決勝4

動画一覧

動画一覧

生配信アーカイブ動画

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リアルタイム速報(序盤戦)

6回戦、岡山インターハイ個人決勝の再来、梶谷(明治)が星子(筑波)から引きメンで先取するも、星子が抜きドウ、さらにメンを決めて逆転勝利、ベスト8進出を決める。準々では津田(明大)と対戦。

星子(筑波)

4回戦、中根(流大)が前回王者・矢野(国士舘)からコテを2本奪い勝利。

中根(流大)

梅ヶ谷(中大)、3回戦の佐々木(筑波)、さらに4回戦でも勝利し全日本出場を決めたが、5回戦で対戦した貝塚(日体大)が延長でコテを決めてべスト8進出。

貝塚(日体大)

明治、槌田が2回戦、山田凌が3回戦で敗退。全日本出場を逃す。

槌田(明治)

2回戦、佐々木(筑波)が勝利し、3回戦で梅ヶ谷(中大)と対戦へ

佐々木(筑波)

2回戦、星子が延長で引きメンを決め勝利。

星子(筑波)

1回戦、中根(流大)は延長戦で勝利。梶谷(明大)は鮮やかな2本勝ちで2回戦へ。

中根(流大)

1回戦、宮本(国士舘)、貝塚(日体大)、それぞれキレのある動きで2本勝ちし勝ち上がる。

宮本(国士舘)

1回戦、山田凌(明大)、佐々木(筑波)、杉野(国士舘)など2回戦へ。

山田(明治)

1回戦、梅ヶ谷(中大)、貝塚(日体大)、筒井(筑波)、槌田(明大)、星子(筑波)など強豪選手が勝利。

梅ヶ谷(中大)

前回大会優勝者・矢野(国士舘)、優勝杯返還、選手宣誓をおこなう。

矢野(国士舘)

開会式!

開会式

みどころ

梅ヶ谷(中大)、山田(明大)、宮本(国士舘)、矢野(国士舘)、新人の梶谷(明治)、星子(筑波)にも注目!

前回大会優勝、矢野(国士舘)
前回大会優勝は2年生だった矢野(国士舘)が加納(筑波)から勝利し初優勝。

平成29年5月14日、第63回関東学生剣道選手権大会が東京・日本武道館にて開催される。

また上位進出選手などには7月に大阪で開催される全日本学生剣道選手権大会への出場権が与えられる。

近年の全日本剣道選手権優勝者、上位進出選手の年齢が20代選手が中心となり、また現役大学生では梅ヶ谷(中大)、宮本(國士舘)が3位入賞するなど確実に新しい波が剣道界には訪れている。

そして、学生剣道界においても上記の梅ヶ谷が1年生で全日本学生王者、2年生で関東王者、前回の関東学生選手権では2年生の矢野(國士舘)が優勝を果たした。

今大会、その梅ヶ谷も4回目の最後の関東学生選手となり王者返り咲きを狙っている事だろう。順当に勝ち上がれば3回戦で佐々木(筑波大)との対戦が見込まれる。4回戦の勝者が全日本学生への出場権(または敗者復活戦へ)を得る事ができるので、全日本学生王者・梅ヶ谷とインターハイ個人王者の佐々木のどちらあが全日本への切符をできないこととなる。

各校、選りすぐった強豪選手が出場しており、序盤から見応えのある試合が見られそうだ。

1回戦では星野(明治)対初田(筑波)、強豪選手が2回戦に勝ち上がると納谷(國士舘)対筒井(筑波)、山田将(明治)対多賀谷(筑波)、星子(筑波)対丸山(中大)、ちょっと先読みしてしまうが4回戦では山田凌(明治)対宮本(國士舘)、中根(流経大)と前回王者・矢野(國士舘)の超強豪対決が見られそうだ。

昨年の全日本学生二位・貝塚(日体大)は実力を発揮できれば全日本学生への出場も見えてくる。

上記の他にも強豪校からの出場選手は日体大・百田、國士舘・杉野、黒木、中大・佐藤、本間、曽我、筑波・田内、加納、明治・千田、槌田、早大・久田松、安井、勇、、、などなど、極々一部の名を上げたに過ぎず、関東学生にレベルの高さを痛感する。

今大会の優勝戦線に勝ち上がってくるのは誰か!?

LET’S KENDOでは生配信を予定しており、またこのページでリアルタイム速報で状況をお伝えします!!

※生配信はこちらから>>

※Twitter速報はこちらから>>

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トーナメント

1

2
3
4

※大会の組合せ・詳細は【関東学生剣道連盟HP】に掲載されております。

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主な出場選手

【日体大】百田 貝塚 相川 江下 金井 山崎 齊藤 赤阪 時田 中野 陽 吉武 寺本 吉田 黒木

【國士舘】石田 重黒木 福居 岡 納谷 村上 山本 蓑城 矢野 黒木 宮本 染谷 中西 杉野 西浦 齋江 入江

【中央大】佐藤 梅ヶ谷 本間 棚本 川井 米谷 染矢 曽我 松井 丸山

【筑波大】佐々木 筒井 堀川 多賀谷 田内 初田 加納 星子

【明治大】 山本 槌田 千田 山田(将) 山田(凌) 星野 津田 漆島 梶谷

【法政大】坪井 貝塚 平山 田中 上浦 持原 竹ノ内 平岡

【流経大】齊藤 国安 園田 千葉 長須 井上 中根 冨樫 又村 仁ノ平 高橋

【国武大】佐藤 加藤 小林 岩切 曽我部 松澤 三浦 細萱 野稲 野村 山田 今田 小嶋 倉田 岩倉

【早稲田】久田松 安井 中嶋 船橋 勇 秋山 岩部

【専修大】原 安藤 森光 大西 了戒 大塚 平野 秋吉

【國學院】山科 平野 藤野 小栗 岩田 田上 藤崎 中嶋

【東海大】仲田 森 桑島 古手川 福元 中村 黒田 中島 斉藤 河田 山本 下池 永田

【立教大】高田 白山 古田 松下 澤田 今村

【日大】木村 藤田 岩永 綾部 塩屋 大津 佐賀 前田

【慶応大】高田 北村 杉山 中山 藤本 遠藤 大竹 松竹 黒川

【順天堂】小池 佐藤 佐山 小番 原田 田口 庄子

【駒沢大】齊藤 中村 桑原 内久保 白鳥 大崎 高山

【帝京大】木屋 佐々木 坂本 楠 小林 錦戸

※順不同

※トーナメント表から抜粋しているため、選手を書ききれていない可能性があります。ご了承ください。

過去大会

・H28大会詳細(優勝・矢野(国士舘)、二位・加納(筑波大))

【決勝動画】 ○矢野(国士舘)(メ 延長 )加納(筑波)×

・H27大会詳細(優勝・梅ヶ谷(中大)、二位・三谷(日体大))

【決勝動画】×三谷(日体大)( 一本勝ち コ)梅ヶ谷○(中央大)

・H26大会(優勝・林田(筑波大)、二位・北川(法大))

【決勝動画】 ○林田(筑波大)(ツ 延長 ) 北川●(法政大)

・H25大会(優勝・榎本(中大)、二位・土谷(国士舘))

【決勝動画(延長)】 ○榎本(中大)(コ 延長 ) 土谷●(国士舘)

・H24大会(優勝・宮本(中大)、二位・菅野(国士舘))

【決勝動画】○宮本 (中央)(メメ 勝ち ) 菅野 ●(国士舘)

・H23大会(優勝・安藤(国士舘)、二位・川崎(日体大))

【決勝動画】×川﨑( 一本勝ち メ)安藤○

・H22大会(優勝・松崎(中大)、二位・西村(早大))

【決勝動画】○松崎(中大)(メ 一本勝ち )西村(早大)×