3/7UP【特集3】監督稽古&チーム対抗戦
若き知将・伊藤監督率いる強豪・東奥義塾女子剣道部の秘密に迫る!!
東奥義塾高等学校は、前身となる藩校稽古館の創設を含めると200年以上の歴史を持つ私立校である。剣道に深い関わりをもつ笹森順造が初代塾長(学長)を務めるなど、剣道部も古い歴史を持つ。
女子剣道部は伊藤敏哉監督督により2007年から本格的な強化が始まり、自宅を女子寮に作り替え全国から選手を迎えられる体制を整え、また、女子専用の練習場所を確保するため、あまり使われていなかった体育館を剣道場に一から整備した。そして、僅か数年で全国大会へ出場を果たすと、2016年、10年足らずで全国高校剣道選抜大会で優勝し日本一を達成。全国高校剣道選抜大会優勝2回、インターハイ 団体二位、個人優勝準優勝、東北大会(冬・夏)団体優勝を合計15回、魁星旗高校剣道大会・優勝、玉竜旗・三位など数々のタイトルを獲得。
最大の目標であるインターハイ 団体優勝を目指し、日々稽古を積む。
【特集1】素振り稽古
※2021/2/5 UP
特集動画1
【特集2】面を着けての打ち込み稽古
※2021/2/19 UP
稽古内容に関して伊藤監督は「基本を大切にしています。稽古メニューに関しては、日々変えており、また、練習時間も決めていないんです。」と話した。新型コロナ感染症のなかった通常時は、大会や練習試合を週末におこない、そこでの課題を改善しするための稽古をおこない、そしてまた、大会や練習試合にのぞむという繰り返し。課題が直るまでやるときもあれば、逆に部員の体調や疲労による動きの悪さがあればそれに応じて休みもいれている。
1、2年生の間は試行錯誤しながら稽古に打ち込み、三年生になり「東奥義塾女子剣道部・員」としての剣道の完成を目指すのだ。
この日の稽古メニューは「試合前に行うアップメニュー+α」で行われた。監督曰く「基本から打ち込みまでが凝縮されており、このメニューで選手の調子がわかります。」とのこと。稽古の最初は、確認するように大きく面打ちをおこない、切り返し、セットメニュー(すり足打ち、左手打ち、普通基本打ち、連続打ちなど)、打ち込みと続いた。時折、伊藤監督からの全員への指示、アドバイスがおくられ、理論的でわかりやすい技術説明と気持ちの部分も伝える。そして選手たちは、大きく早く、そして、抜けきる打ち、足運びなどは日々の稽古の積み重ねを感じさせるキレのある稽古が続く。稽古の終盤は追い込み、お互いの切り返し、早素振りで稽古を終え、面をつけた稽古時間は1時間以内であった。
振りの鋭さ、足捌き・踏み込みの強さ、打突力など目を見張る迫力があり、基本稽古に関してはどの選手も正しく、これは伊藤監督の指導力の高さと言って過言ではないだろう。
第二弾動画!「正しく強く!」
【特集3】監督稽古&チーム対抗戦
稽古の最後は、伊藤監督が元に立ち打ち込み 大きく打ち込み つぎ足せず、小さく面打ち 打ち込み稽古 打ち込み最後は、キャプテンの齋藤 豪華景品!?を掛けたLET’S KENDO紅白戦! チーム齋藤は東北、北海道出身選手 チーム本間は関東、関西、北信越で結成 赤・チーム齋藤 白・チーム本間 先鋒戦、白・二上愛実(1年) 赤・太田彩月(1年)が引き面を決めて勝利! 次鋒戦も1年生対決。小林倫璃と土田夏萌は引き分け 五将戦は2年生対決。赤は渡部胡桃 中澤木季が出ばなコテを決めて五将戦に勝利 中堅戦も2年生対決。赤は木村優花と、上段の白・小保方遥香は引き分け 後半戦、三将戦も2年生対決。白は岸本彩花音。 山田夏が面を決めて勝利。赤・チーム齋藤が1勝リード! 副将戦からは3年生対決。赤・阿曽ほの暁が狙う。 白・肘岡星が面で攻めで勝利。大将戦へ持ち込む 同点で迎えた大将戦。白は副主将の本間朱莉。 赤・齋藤ともが引き面を決めて勝利! 最優秀選手は大将戦を制した齋藤!優秀選手は3年生に。