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警視庁が上位独占!竹ノ内が2度目の優勝。矢野はアクシデントも大事に至らず二位。
創立70周年記念第60回東京都剣道選手権大会
令和3年、2021年9月4日(土)、東京都足立区にある東京武道館にて第60回東京都剣道選手権大会が開催された。会場は無観客、新型コロナ感染症拡大防止をしながら行われた。
大会へは、コロナ前の開催よりも少ない163選手がエントリーし、前大会優勝の中嶋(千代田区)、実業団の強豪選手、刑務官(法務)、消防など参加した。
前回大会では不出場だったが今大会では警視庁勢は、畠中、竹ノ内、宮本、矢野の4選手が出場し、全日本選手権への出場権をかけた準々決勝に勝ち進んだ。対戦相手は皇宮勢3名、前回二位の村冨(西東京)とそれぞれ対戦し、矢野は菊池(皇宮)と接戦となり延長で矢野がコテを決めて勝利、初の全日本出場権を得た。畠中は気迫あふれる試合展開で山中(皇宮)から二本勝ち、宮本は五十嵐(皇宮)から試合序盤にドウを決めて一本勝ちで準決勝進出を決めた。
竹ノ内と村冨は一本を奪い合う接戦。竹ノ内が打突力のあるコテを決めるたが、村冨は強い攻めでコテからメンの連続技で取り返す。その後も村冨は面で攻め竹ノ内を追い詰めるが一本を奪えず、最後は竹ノ内が間合いを詰めてコテを決めて勝利した。
準決勝では矢野が畠中から勢いのある鋭いメンを決めて二本勝ち、竹ノ内は宮本に先取されるも取り返し逆転勝利で決勝進出を決めた。
決勝戦は、試合開始早々に矢野が面を仕掛けたところで倒れ込み試合続行できずに棄権となり竹ノ内が2度目の優勝を果たした。
竹ノ内は試合後「稽古は出場する4人のみで、本格的には8月にはいってからおこないました。試合感覚が戻らず、試合中もそのことにより余計な気を使ってしまい体力も消耗していました。自分が打ちたいところも打てない、相手が来たところも対応しきれない部分もありましたので、一本一本集中して一つずつ勝ち上がっていくことを考えてました。全日本選手権では優勝できるように頑張ります。」とリラックスして話してくれた。
矢野「決勝ではふくらはぎをツッてしまい途中棄権しました。序盤戦から強い選手が多く、動きが硬かったですが試合が進むにつれ緊張感もとれ自分らしい試合ができてきたと思います。結果がついてきてホッとしてます。全日本選手権へは初出場なので一つ一つ自分の力をだしていければと思います。」と落ち着いた口調で話してくれた。
結果
優勝 竹ノ内佑也(警視庁)
二位 矢野貴之(警視庁)
三位 畠中宏輔(警視庁)、宮本敬太(警視庁)
四位 村冨聖気(西東京)
五位 山中駿(皇宮)
※優勝〜三位までの4選手が全日本剣道選手権大会へ出場
インタビュー
試合動画一覧
決勝
・×矢野(警視庁)(棄権)竹ノ内(警視庁)○
※試合開始早々、矢野が面を仕掛けるも倒れ込んでしまい、試合続行ができず棄権となり竹ノ内の優勝となった。矢野は表彰式にも参加し、大会後のインタビューにも応えてくれ「足をつってしまった」とのことだった。大会後の状況では大怪我ではなさそうだったので、ひと安心。
準決勝
・○矢野(警視庁)(メメ 勝ち )畠中(警視庁)×
・×宮本(警視庁)(コ 勝ち ドメ)竹ノ内(警視庁)○
準々決勝(全日本決定戦)
・×菊池(皇宮)( 延長 コ)矢野(警視庁)○
・×山中(皇宮)( 勝ち メコ)畠中(警視庁)○
・○宮本(警視庁)(ド 一本勝ち )五十嵐(皇宮)×
※試合開始早々に宮本が五十嵐の面に対してドウをきめて一本勝ち
・○竹ノ内(警視庁)(ココ 勝ち メ)村富(西東京)×
※竹ノ内がコテで先取するも、村冨はすぐに豪快なメンを取り返す。
※竹ノ内が打ち合いの中でコテを先取するも、村冨もメンをすぐ取り返す。最後は村冨の面にコテを合わせて竹ノ内が勝利した。
2〜3回戦が進行中。警視庁4選手、矢野、畠中、宮本、竹ノ内は初戦となった2回戦で勝利。
1回戦進行中。優勝するには8回の勝利が必要!
ただいま開会式 試合開始は14時15分ころ
ただいまアップ中!開会式は14時から
東京都剣道選手権は、14時ころから始まります
組合せ
創立70周年記念第60回東京都剣道選手権大会
令和3年/2021年9月4日(土)14時〜 東京武道館
9/4(土)14時から、創立70周年記念第60回東京都剣道選手権大会が東京都足立区・東京武道館にて無観客で開催される。
試合は個人戦トーナメント制、5分3本勝負でおこなわる。大会のベスト4進出選手は、11/3に開催される全日本剣道選手権への出場権を得ることができる。
出場選手は例年より少ないとの情報がはいってきているものの、前回大会は警察系選手の出場はなかったが、今大会では数名の強豪選手の出場も聞こえてきている。ただ1年以上、稽古、試合から離れており、また、今大会への準備期間の短さが影響するのか気になるところ。8/16に開催された熊本選手権・熊本予選では西村英久が決勝で敗れ(今村(刑務官)が優勝)全日本出場を逃している。
※LET’S KENDOではライブ配信&速報予定です
(大会は全6試合場、配信は4番組となります。)
※組合せは当日公開したします。