8/5、九州学院4連覇!個人も制す。 女子は中村学園が地元・西大寺を下し優勝!
※レビューは後日、追記予定です。
8/5(金)大会最終日、各部門の優勝が決まった。
嬉し涙と悔し涙が入り交じる、異例ずくしの大会となった。
男子団体、優勝候補の九州学院、予選で調子を落としていた副将・梶谷が復活、チームの歯車も合い決勝トーナメント1回戦では白石(佐賀)、準々決勝で土浦日大(茨城)、準決勝では国士舘(東京)を破り決勝へ駒をすすめ、麗澤瑞浪と対戦。
麗澤瑞浪は決勝トーナメント1回戦の浜名(静岡)戦で、土俵際まで追い詰められたが大将・小角の2本勝ちで本数差勝利、準々決勝では木更津総合、準決勝では島原(長崎)を下して勝ち上がってきた福大大濠を大将戦で勝利し決勝進出を決めた。
麗澤瑞浪は近年の大舞台で九州学院の壁を超えられずにいた。
決勝戦、先鋒戦を九学・鈴木が1本勝ち、中堅では麗澤瑞浪・沖が2勝ちで後半戦を迎え、九学副将・梶谷がここで麗澤・森越から引きメンを決めて2本勝ち、大将戦、麗澤・小角の面に九学・星子はコテを合わせ先制し優勝へ大きく近づくも、小角が意地のメンを取り返したが、星子は立合いから鋭く思い切って放ったメンが決まり勝利し、スコア3-1、九学が4大会連続優勝、連覇記録を更新した。
女子団体、中村学園女子(福岡)は決勝トーナメント1回戦で選抜二位の大社(島根)を4-1、準々では日吉ヶ丘(京都)を3-0、準決勝の錦江湾(鹿児島)を4-1と強さを発揮して決勝進出を決め、決勝戦では地元・西大寺と対戦。西大寺は準決勝で阿蘇中央(熊本)と対戦し、大将戦で阿蘇・桑野から西大寺・岡崎が勝利し決勝進出を決めた。
決勝戦、中村学園女子の勢いを西大寺は止める事ができず、先鋒から副将まで連勝して中村学園が4-0で大会初優勝を果たした。
男女個人戦、男女とも同門対決という異例の決勝となった。
男子は優勝候補の九州学院・星子と梶谷が対戦し、星子が引きメンで先制すると、梶谷は面、小手など得意技を出すが決まらず、逆胴や突きなど全てをだしきったが有効打にはなず、最後は星子の鋭いコテにが一本となり、星子が2本勝ちで個人優勝を果たした。
女子決勝は東奥義塾の小松と浅野の対戦となった。相面で競り勝った小松が優勝を決めた。
※各部門の強豪校・選手の動向、レビューは後日掲載します。
8/5ハイライト(後日追加掲載あり)
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8/4、九学4連覇へ発進! 女子個人戦、序盤戦から王者対決も。べスト8が揃う。
8/4(木)、この日は男子団体予選リーグと女子個人戦4回戦(ベスト8)がきまった。
男子団体、大会3連覇中の九州学院(熊本)は予選リーグで帝京第五(愛媛)と小山(栃木)と対戦し、2連勝でリーグ突破を決めたが、九学副将・梶谷が2試合とも1本負けしておりやや心配なところもがるが、最終日には星子とともに個人戦、そして大会4連覇を目指すために調整してくるだろう。
島原(長崎)は桐蔭学園(神奈川)と予選同一組、直接対決では桐蔭学園にリードを許す展開となったが、副将、そして大将・松崎が連勝し逆転勝利でリーグ突破を決めた。
強豪校では麗澤瑞浪(岐阜)、国士舘(東京)が決勝トーナメント進出を決め、岡山勢は興譲館がリーグ突破を決めている。福大大濠は前橋育英(群馬)と同点となり、リーグ突破決定戦で勝利し、決勝トーナメントを駒を進める苦しい状況を乗り越えた。
育英(兵庫)は小牛田農林(宮城)に敗退。1年生チームの明豊(大分)、古豪・清風、そして東海大四から名称を変えた北海道の名門・東海大札幌の新旧強豪校が揃ったPリーグは東海大札幌が2勝でリーグ突破、明豊は2敗となったがこれからに期待できるチームだった。奈良大附属は埼玉栄、樟南(鹿児島)から2連勝した。
決勝トーナメントは抽選で決定し、島原と九学は別々の山となった。島原の山には麗澤瑞浪がおり、両チームが勝ち上がれば準決勝で対戦となる。島原は決勝T1回戦で福大大濠、麗澤瑞浪は浜名(静岡)と対戦予定。
女子個人、西口(守谷)は2回戦で村田(中村)から勝利。ベスト8進出。
九州学院は決勝トーナメント1回戦で白石(佐賀)、準々決勝では三重と土浦日大(茨城)の勝者と対戦となる。
九学が勝ち上がったことを想定し準決勝の対戦相手となろうチーム、組合せは強豪校がかたまった。決勝T1回戦で東海大札幌対奈良大附属、鵬翔(宮崎)対国士舘(東京)とどこが勝ち上がってもおかしくない。
大会ファイナルに勝ち進むチームはどこになるのか注目だ。
女子個人、関東大会王者・西口(守谷)は2回戦から登場し、九州王者の村田(中村学園)と対戦となり、引きメンを決めた西口が勝利し、その後も勝ち上がり準々決勝進出を決めた。ベスト8には、団体では予選リーグで敗退してしまった東奥義塾から小松、浅野の2選手が勝ち上がり、九州大会3位で優勝候補にも名があがる桑野(阿蘇中央)が残っている状況だ。
大会最終日(8/5)、各部門の優勝が決定する! 決勝戦は会場中央の特設会場でおこなわれ、男女個人がおこなわれ団体戦となる。女子個人決勝予定時間は13:30となっている。
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8/3、波乱の女子団体予選リーグ結果!男子個人ベスト8が出揃う!
8/3(水)大会二日目、女子団体予選リーグ、男子個人戦ベスト8が出揃った。
女子団体戦予選リーグ、選抜優勝の東奥義塾(青森)は予選リーグで日吉ヶ丘(京都)に敗れ、日吉ヶ丘が2勝でリーグ突破。リーグD、地元・西大寺が佐久長聖(長野)、高千穂(宮崎)から決勝トーナメントを決めた。阿蘇中央(熊本)、盛岡南(岩手)、PL学園(大阪)はPLが2敗と精彩を欠き、阿蘇がリーグ突破。安房(千葉)、和歌山東、大社(島根)と強豪校が揃ったGリーグ、大社は和歌山東と引分け、最終戦の安房戦を2−1の接戦を制しリーグ突破を決めた。
Cリーグは長崎西陵がリーグ初戦で広島翔洋に1−2で敗れ、広島翔洋は2戦目の共愛学園(群馬)にも勝利し決勝トーナメント進出を果たす。
強豪校では中村学園女子(福岡)、守谷(茨城)、奈良大附属などが決勝トーナメント進出を決めた。
決勝トーナメントは再度抽選がおこなわれ、優勝校は比較的散らばり、上位戦では接戦が期待できそうだ。
男子個人戦、本日は4回戦までおこなわれ、ベスト8が出揃った優勝候補の熊本代表、九州学院の星子、梶谷は強豪選手との対戦にも勝利しベスト8進出を決めた。準々決勝で星子は水野(筑紫台)、そして梶谷は遅野井(水戸葵陵)と最終日に対戦する。九学両選手が勝ち上がったとすると決勝で対戦予定となる。
島原で大将をつとめる松﨑は上位進出も期待されたが、初戦となった2回戦で青木(奈良大)に敗れた。青木は一回戦で岡戸(東海大浦安)に勝利し勢いにのり松﨑に勝利後、4回戦まで勝ち進み小角(麗澤瑞浪)とベスト8進出をかけて対戦したが、小角が勝利し最終日におこなわれる準々決勝へ進出を決めた。この日の小角は対戦相手を圧倒する迫力とキレがあり、仕上がりの良さを感じた。小角は準々決勝で橋本(帝京第五)との対戦が決まっている。
結果一覧
男子団体戦・個人戦
男子団体戦
- 優勝 九州学院高等学校(熊本県)
- 二位 麗澤瑞浪高等学校(岐阜県)
- 三位 国士舘高等学校(東京都)
- 三位 福岡大学附属大濠高等学校(福岡県)
ベスト8
- 木更津総合高等学校(千葉県)
- 興譲館高等学校(岡山県)
- 奈良大学附属高等学校(奈良県)
- 土浦日本大学高等学校(茨城県)
個人戦
- 優勝 星子啓太(九州学院・熊本)
- 二位 梶谷彪雅(九州学院・熊本)
- 三位 小角朋樹(麗澤瑞浪・岐阜)
- 三位 高山裕貴(奈良大附属・奈良)
女子団体戦・個人戦
女子団体戦
- 優勝 中村学園女子高等学校(福岡県)
- 二位 西大寺高等学校(岡山県)
- 三位 錦江湾高等学校(鹿児島県)
- 三位 阿蘇中央高等学校(熊本県)
ベスト8
- 奈良大附属高等学校(奈良県)
- 日吉ヶ丘高等学校(京都府)
- 白河高等学校(福島県)
- 須磨学園高等学校(兵庫県)
個人戦
- 優勝 小松加奈(東奥義塾・青森)
- 二位 浅野茉莉亜(東奥義塾・青森)
- 三位 松本泉帆(和歌山東・和歌山)
- 三位 庄島亜美(白石・佐賀)
優秀選手
男子
- 星子啓太(九州学院・熊本)
- 小角朋樹(麗澤瑞浪・岐阜県)
- 木村俊喜(土浦日大・茨城)
- 遅野井匡(水戸葵陵・茨城)
- 西森海愉(興譲館・岡山)
- 野中皓文(福大大濠・福岡)
- 伊波 航(木更津総合・千葉)
- 高山裕貴(奈良大附属・奈良)
- 伊藤玖太郎(国士舘・東京)
- 橋本将輝(帝京第五・愛媛)
女子
- 小松加奈(東奥義塾・青森)
- 松本泉帆(和歌山東・和歌山)
- 深見野乃花(須磨学園・兵庫)
- 桑水流愛香(錦江湾・鹿児島)
- 忠政実来(西大寺・岡山)
- 鈴木華奈(白河・福島)
- 桑野こゆき(阿蘇中央・熊本)
- 髙橋野乃(日吉ヶ丘・京都)
- 庄島亜美(白石・佐賀)
- 村田桃子(中村学園女子・福岡)
※結果詳細は【2016情熱疾走中国総体・剣道競技HP】に掲載されています。
表彰・写真
決勝戦・試合動画(YouTube)
赤 ×麗澤瑞浪(1-3)九州学院○ 白
・先鋒 ×森( 一本勝ち コ)鈴木○
※試合開始から五分の展開が続く。試合終盤、鈴木が鍔ぜり合いから引きコテを決めて一本勝ち。
・次鋒 △河村( 引分け )黒木△
※両選手とも一打一打に集中する。延長戦に突入し鈴木が逆胴や面に飛び込むも有効打は奪えず、引分け。
・中堅 ○沖(コメ 勝ち )岩切×
※3月の選抜準決勝では沖が一本勝ちしているこの対戦。岩切は攻めるが沖を崩す事はできず、沖は岩切の打ち終わりやタイミング良く攻め、岩切の手元が上がった瞬間を逃さずコテを放ち先制。さらに沖は岩切の動きに合わせてメンにのり、この試合を2本勝ちで勝利。
・副将 ×森越( 勝ち メメ)梶谷○
※両選手とも試合開始早々から激しく打ち合う。試合序盤に梶谷が得意の引きメンを決める。森越は面を中心に攻めるが、打ち終わりに梶谷は引き面を狙うなど、梶谷ペースで試合が進む。試合終盤に梶谷は再び引きメンを決めて2本勝ちし、九学リードで大将戦となった。
・大将 ×小角(メ 勝ち コメ)星子○
勝利が必要な小角は試合開始と同時に面に飛び込む。星子のこの試合一打目、鋭く攻めてコテを決める。小角は攻めるが徐々に手数が減っていき、星子が面、小 手を打ち込む。試合中盤に小角が思い切った面を見せるも旗は上がらなかったが、星子が小手に攻めて来たところへ打ち込んだメンが一本となる。次の一本、小 角が取れば代表戦へ持ち込める状況となったが、勝負の立合いで星子は、今まで見せなかったまっすぐに延びるメンを放ち小角はのけぞる事しかできず、このメ ンにより九州学院の勝利を決めた。
【男子個人戦・決勝】
赤 ○星子(九学)(メコ 勝ち )梶谷× 白
※星子が抜群のタイミングで引きメンで先制。梶谷は動きを止めずに取り返しにいくが、星子が一瞬の隙を見逃さずコテを決めて2本勝ち。このあと2人は団体決勝をへむかった。
【女子団体戦・決勝】
・赤 ○中村学園女子(福岡)(4-0)西大寺(岡山)× 白
先鋒 ○椎井(メ 一本勝ち )続木×
※試合開始早々からスピードを生かした攻防が続く。椎井は間合いが近づけば引き技を狙い、試合序盤に引きメンを決める。続木は足を止めず積極的に取り返しにかかるが、椎井も機会を待ち鋭く打ち込む。椎井が一本勝ちで試合終了。
・次鋒 ○大津(メ 延長 )北野×
※先鋒戦に比べるとやや落ち着いた展開。北野は面を狙い、大津は反応よく小手、面を放つ。延長戦にはいり北野が引き面を放つと大津は素早く追い、体制が崩れた北野へ大津がメンを決め勝利。中村学園が優勝へリーチをかける。
中堅 ○中野(ドメ 勝ち )藤原×
※あとのない西大寺は上段・藤原。中村・中野は低めに構え、足をつかい藤原はなかなか届く間合いに入れない。藤原が片手面を放ち体勢を整えようとしたした瞬間、中野は引きドウを決める。中野はこの時を待っていたとしても、一打で決める決定力の高さを感じる。中野は相手の動きを見切り藤原は攻めあぐねる。中野は藤原の動き出しに鮮やかな飛び込みメンを放ち、優勝を決める一本を奪った。
・副将 ○妹尾(メ 一本勝ち )忠政×
※面を中心に攻める忠政、妹尾は相手を崩して一打に集中しながら攻める。試合終盤、忠政の動き出しに鋭くメンを放った妹尾が一本勝ち。
・大将 △村田( 引き分け )岡崎△
※ずば抜けたスピードと勝負勘で勝利を重ねる村田と、大将らしい堂々した構えから勝負する岡崎。両選手とも積極的に攻め合うも引分けに終わり中村学園が4-0で西大寺から勝利し、初優勝を果たした。
試合動画一覧(YouTube)
準決勝
【男子団体準決勝】
1:○麗澤瑞波(2-1)福大大濠×
2:○九州学院(4-1)国士舘×
【女子団体準決勝】
1:×中村学園女子(4-1)錦江湾×
男子団体予選リーグ
女子団体予選リーグ
男子個人戦
【決勝】
【準決勝】
【準々決勝】