男子1部、警視庁が大阪との代表戦に勝利し優勝!
警視庁が2連覇
令和5年2023年10月24日(火)、第67回全国警察剣道大会が4年ぶりの日本武道館での通常開催となった。
試合は団体戦、男子は都道府県チームと皇宮警察を加えた48チームが参加し、平成9年度大会より1〜3部に分かれた部門制を今大会も継承し、成績により部門間の昇格・降格もある厳しい戦いとなる。優勝を目指し、また、部門昇格を目指した。
男子1部の決勝は、警視庁と大阪が対戦。「巨人対阪神」の伝統の一戦とも言えるこの試合は、先鋒戦で大阪・清家が勝利すると次鋒戦では警視庁・星子が取り返し、その後も大阪が勝利し警視庁が取り返す展開の末、大将戦で勝利が必要な警視庁・竹ノ内は大阪・土谷からメンを決めてスコアを3対3に戻し代表戦持ち込む。会場の雰囲気も優勝を目指す両チームにより最高潮となり、再び大将同士となった代表戦は竹ノ内が攻めてコテを決めて大会2連覇を果たした。
3位決定戦では二位の北海道と神奈川が対戦し、先鋒戦で神奈川・齋藤が勝利すると流れを北海道に渡さず4対1で神奈川が勝利した。
男子2部は兵庫、3部は埼玉が優勝を果たした。2部、3部ともベスト4に勝ち進んだチームは部門昇格を決め次回大会では1ステージ上の戦いが待っている。
女子は福岡が初優勝
女子の部は、平成29年度大会(2017)より行われ、その時は12チームの参加であったが今大会では30チームがエントリーし規模が拡大している。
3人制の団体戦のため、ひとつの勝敗が勝負により直結する緊迫の試合が繰り広げられた。
準決勝の大阪対愛知、福岡対神奈川の2試合とも代表戦となり、大阪は藤崎が愛知・早川から勝利し決勝進出を決め、福岡は妹尾が松本弥からメンを決めて勝利し昨年敗れたリベンジに成功。
初優勝を目指す福岡は大阪と対戦、先鋒・村田が勝利し大将戦で妹尾も一本勝ちし優勝を果たした。
結果
男子1部
優勝 警視庁
二位 大阪
三位 神奈川
四位 北海道
男子2部
優勝 和歌山
二位 兵庫
三位 香川
四位 茨城
※上記4チームは、来年度の大会で1部に昇格
男子3部
優勝 埼玉
二位 新潟
三位 佐賀
四位 鳥取
※上記4チームは、来年度の大会で2部に昇格
女子の部
優勝 福岡
二位 大阪
三位 神奈川
四位 愛知
動画一覧
決勝
1部:○警視庁(3 代表 3)大阪×
※代表戦 ○竹ノ内(コ 勝ち )土谷×
2部:×兵庫(2/5本 2/4本)和歌山×
3部:×新潟(0-3)埼玉○
女子:×大阪(2-0)福岡○
三位決定戦
1部:○神奈川(4-1)北海道×
2部:×茨城(2ー4)香川○
3部:×鳥取(0-4)佐賀○
女子:×愛知(1 代表 1)神奈川○
※代表戦 ×小川( 勝ち メ)松本(弥)○
男子1部・準決勝
○警視庁(2代表2)神奈川×
※代表戦 ○竹ノ内(メ 勝ち )野村×
○大阪(5-1)北海道×
女子
準決勝
○大阪(1代表1)愛知×
※代表戦 ○藤崎(メ 勝ち )早川×
○福岡(0代表0)神奈川×
代表戦 ○妹尾(メ 勝ち )松本(弥)×
準々決勝
・大阪×宮崎
・愛知×千葉
・警視庁×福岡
・鹿児島×神奈川
男子1部・予選リーグ
日本剣道形
打太刀:平野誠司先生(教士八段・徳島県警)
仕太刀:石田洋二先生(教士八段・近畿管区警察学校)
開会式
組合せ
※大会当日
令和5年度全国警察剣道大会
令和5年/2023年10月24日(火)
東京都・日本武道館
・団体戦、男子3部門、女子1部門
→男子、平成9年度大会より3部門制に。成績により部門昇格・降格あり。女子は平成29年度より開催開始。
・男子1部:12チーム、7人制団体戦
→予選リーグ(3チーム・4組)1位が準決勝へ進出
・男子2部:18チーム、6人制団体戦
・男子3部:18チーム、5人制団体戦
※2、3部:1〜2次・予選リーグ(3チーム・6組)。1次リーグの1位が2次リーグ(2組)に進み、2次リーグ1位が決勝進出
・女子、3人制団体戦、トーナメント方式
過去大会
※2019〜2021年・大会中止
※H23・2011大会・大会中止