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男子団体、神奈川Aが2年連続32度目の優勝!二位の兵庫も久々の決勝進出で善戦。
女子団体、埼玉が東京から勝利し3度目の大会制覇。女子個人では奥崎が優勝し二冠達成。
平成30年度 第49回全国高校定時制通信制剣道大会
2018年8月6日(月)、第49回全国高校定時制通信制剣道大会が東京・日本武道館にて開催された。
“もう一つの高校剣道の全国大会”である本大会は、日中は働き、夜は勉学に励む人や、成人してから再度高校生活に臨む人が、“高校生剣士”として数多く活躍している。年に1回のみの全国大会に、選手たちは様々な思いをもって出場している
毎年、本大会で目が離せないのが男子団体・神奈川県Aチーム。神奈川県立横浜修悠館高校の選手たちで編成された本チームは前年大会で優勝しており、優勝回数は31回。大会の主役といっても過言ではないだろう。
そしてここ数年、その神奈川を脅かしH27大会で神奈川の25連覇を阻止した東京がここ4大会連続で決勝進出、2度の優勝を果たしている。
神奈川は予選リーグを勝ち抜くと、決勝トーナメント1回戦・準々決勝で静岡を4-1、そして福岡との準決勝を2-1の接戦を制し決勝進出を決めた。
そして、東京。今年のチームは柱となるエースが不在ではあったが、大将・一ノ瀬の活躍に期待がかかった。予選リーグでは大阪、富山との接戦なったものの勝ち抜いたが、決勝トーナメント・準々決勝で兵庫Aに3-1で敗れ姿を消した。兵庫Aは穴のないチームで予選リーグの3試合とも安定した試合展開で勝ち上がり、目を見張るものだった。
兵庫は準決勝で神奈川Bから3-1で勝利し、約30年ぶりの決勝進出を決めた。
決勝戦、神奈川A先鋒・坂江が2本勝ち、中堅戦では兵庫A・無量小路が一本勝ちと一歩も譲らぬ試合展開となったが、副将戦では神奈川・新田が二本勝ちし、この時点で本数差により神奈川Aの優勝が決まった。大将戦でも神奈川・佐香、兵庫・北川は気迫のこもった試合を見せた。
神奈川A・修悠館高校の古市監督に話しを聞いたところ「厳しい試合もありましたが、優勝できてよかったです。玉竜旗では1回戦で長崎の強豪校に大将戦で敗れてしまいましたが、試合内容は悪くなかったのでこの調子を維持できれば、今大会でも優勝争いできると思っていまいました。今大会も、選手たちがよく頑張ってくれました」と話し、面で勝負するまっすぐな正統派な剣風に関しては「月曜から土曜まで、毎日1時間半程度の稽古をしています。指導に関しては私を含めて4〜5人でおこなっているので、部員たち全員を見ることができていることが大きいとお思います」と語った。今大会では大将(主将)を務めた佐香以外が1、2年生選手ということもあり、来年大会でも活躍にも期待したい。
男子個人決勝では東谷(大阪)が田代(愛知)から、試合終盤に出ばなコテを決めて一本勝ちし優勝。女子個人では全国・関東中学校に出場経験ある奥崎(埼玉)が決勝で、河村(山口)からメンを決めて勝利し初制覇。2年生であるため、来年大会での活躍にも期待したい。また、埼玉は団体戦でも決勝で東京Aから勝利し優勝を果たした。
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結果
男子団体戦
優勝 神奈川A(横浜修悠館横須賀)
二位 兵庫A(選抜チーム)
三位 福岡(選抜チーム)
三位 神奈川B(選抜チーム)
女子団体
優勝 埼玉A
二位 東京A
三位 岐阜
三位 愛知B
男子個人戦
優勝 東谷喜也(大阪)
二位 田代拓未(愛知)
三位 川瀬皆人(岐阜)
三位 大川一真(茨城)
女子個人戦
優勝 奥﨑愛理(埼玉)
二位 河村真夢(山口)
三位 鈴木蓮華(秋田)
三位 前田侑香(福井)
※大会詳細は【全国高等学校体育連盟定時制通信制部剣道専門部】に掲載されております。
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決勝
男子団体 ○神奈川A(2-1)兵庫A×
神奈川のポイントゲッター・坂江が先鋒戦でメン、コテを決めて二本勝ち。
※試合動画
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女子団体決勝 ×東京A(0-2)埼玉A○
※試合動画
男子個人戦 ×田代拓未(愛知)( 一本勝ち コ)東谷喜也(大阪)
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女子個人戦 ×河村真夢(山口)( 一本勝ち メ)奥﨑愛理(埼玉)○
生配信
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途中経過
9時より開会式。試合は女子個人戦、男子個人戦、団体戦の順で行われる。
平成30年度全国高等学校定時制通信制体育大会第49回剣道大会
2018年8月6日(月) 東京・日本武道館(開会式 9時〜)
団体戦(予選リーグ+決勝トーナメント)
男子団体戦・五人制(29チーム)
女子団体戦・三人制(18チーム)
男・女個人戦 トーナメント(男子97選手、女子57選手)
※大会詳細は【全国高等学校体育連盟定時制通信制部剣道専門部】に掲載されております。
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